全粒粉100%のパンが焼けた!(その3)
ついに焼けたのだがタイトルに感嘆符を付けたほどの感動は無い。
また、達成感も満足感も無い。
なぜなら、出来た経緯があまりにむなしいからだ。
そもそもホームベーカリーで全粒粉を焼いたらまったくパンにならなかった。
まったく膨らまなかったのだ。
なので、ここから「挑戦」シリーズが始まったのだ。
結論から言うと、強力粉を全粒粉に変更しただけの配合で焼けてしまったのだ。
厳密に言うと当初からはベーカリーが新しくなったのと、白砂糖が三温糖にはなったのだが。
これだけの差で出来るようになったとは思えないのだが・・
ネットで検索しても全粒粉だけでは膨らまないという悩みが多く見られ、そこにいろいろな工夫が提案されていた。
ビタミンC粉末を加えることもその一つで、この効果は大きいようだったのでトライしたがダメだった。
経緯として、全粒粉と強力粉を半々に混ぜた場合は問題なかったので、強力粉の割合を40、30,20、10%と徐々に減らしていった。
ここまでまったく問題が無かったので、じゃ、ゼロにしようと。
そうしたらすんなり焼けてしまったのだ。
焼く時間や、ビタミンCの量や、加える場所などいろいろやったことは何の成果も生まずに、スタート時の配合に戻っただけで出来てしまったのだ。
今更ながら「実験計画法」などという、かつて少しかじったやり方が有効だったかもとも思うが、自分は一体何をやっていたんだろう?
(少なくとも毎回の実験?時の正確な配合や時間は記録に残しておくべきだったと反省してる)
味? 全粒粉でないものに比べたらやはり劣るが、健康目的で焼いていることを考慮に入れれば十分に美味しい。豆を挽いて淹れたコーヒーとは特に相性が良さそうだ。
経緯はどうであれ、とにかく目標には到達したので最終のレシピを掲載しておく。
何の工夫も無いところが、「挑戦」の結果としてはやはり少しむなしいが。
ホームベーカリー:Panasonic SD-BH1000
全粒粉 250g
三温糖 大さじ2杯
塩 小さじ1杯
スキムミルク 大さじ1杯
バター 10g
水 180cc
メニュー番号2(4時間)