おっさんブログ

60代おっさんの興味本位をつづります

経済学の復習

正月早々にきたメールの中に、東洋経済オンラインからのものがあり、そこを開くと、『竹中平蔵氏「だから僕は歴史を学んできた」』というものがあった。

 

それを読んでいくと、「経済学の基本的な知識を国民が理解しているかによって、社会のパフォーマンスが違ってくる」というくだりがあった。

 

確かに。我が意を得たりに似た感覚を持った。

 

で、振り返ってみれば、経済学は学んだけれど果たしてそれを活かしているか、、

甚だ疑問である。そこで直ちに経済学の復習を思い立ったのである。

 

まず、試みたのは大学の「経済学」の教科書の読み返しである。これは教養課程のもので専門課程になると「経済原論」なるものが出てくる。

 

教養課程の入門書であるはずのものが、格調の方を重んじるかのような硬い表現で易しいことが難しく書いてある。まだ、経済原論の方が幾分表現がやさしい。

内容よりもこの文体の方が気になって、(例えば俺だったらこう書くのにといったふうに、)これは3日で止めることにした。

 

経済学の復習は止めるわけにいかないので、テキストを院で使った英語のものに切り替えた。こちらの方がはるかに分かりやすい。一般にテキストの英語は簡明だ。英字新聞なんかよりははるかに読みやすい。英語を得意としない私でもそう感じるのだから間違いない。最初は少しつっかえても段々速度は速くなる。分野によって使用される単語は限定されるからだ。

 

難点は日本の教科書に比べて平易に解説してあるためか分量がすこぶる多い。

先ほどの経済学が300頁弱、経済原論が約500頁。それに比べて院のテキストは900頁超。しかも書籍のサイズが1.7倍もある。読む量は3倍から5倍程度になる。

 

毎朝6時に起きて1章ずつ読んでいる。全部で34章あるが一か月あれば終わりそうだ。理解を深めるためには2、3回繰り返す必要はありそうだが。

英語力維持にもボケ防止にも役立ち一石三鳥といえるかも。

 

先日、例のオンライン英会話の授業中に、専攻は経済学だったと言ったら、相手の若い女の先生は突然 law of demand、 low of supply、 price ceiling、 price floor について説明してくれと言ってきた。何とか知っている知識で答えたら Oh, wonderful! だって。

 

ちなみにそれが最後の授業だった。その会社授業料が安いということで評判だったのだが、いきなり25%値上げしたからだ。8か月ほぼ毎日続けた。それなりに成果はあったと思う。もう潮時かと。

 

フィリピン人の女性の先生数十人に習ったが、皆、経済的には恵まれているとは感じられなかった。しかし、その殆どが努力家で才能にも恵まれていると感じた。世の中、やはり少し不公平のようだ。彼女たちの明るい笑顔が今も心に残る。

 

話が飛んだが、突然聞かれても答えられるように、そしていつでも経済学の知識や考え方を日常の問題解決に活用できるように努めたいと思う。