おっさんブログ

60代おっさんの興味本位をつづります

区長という仕事

また時間が開いてしまった。


言い訳すると、区長の役割が回ってきて急に忙しくなったのだ。

それもすんなりきた訳ではなく、通算10年以上も勤めた前任者の身勝手な引退に伴うものだったので、のっけからもめたのだ。


やってもらっていて言うのも何だが、こういうものは長くやるものではないし、やらせるものでもないと強く感じた次第である。


やってもらっている間は周りの人間は楽なのだがやがて弊害も出てくるのだ。

長くやっている人は当然、いろんなことに詳しくなり、周りの人はその人に対抗出来ないので、任せっきりにして、自ら考えることを止めてしまうのだ。


定期的に交代があるから物事を見る目も変わり、新たな改善も成されるのだが、交代がないと正に十年一日なのだ。

これまでの問題を総括して、民主化、近代化、世代交代を課題として設定した。
そして、まず規約作りに着手した。このような組織に運営のルールを明文化したものがなかったのだ。
もちろん、これまでにも作ろうという動きはあったようだが、あると都合が悪い人達の反対で成就しなかったのだ。


また、このIT全盛の時代に手書き、転記などの作業が何の疑問も持たれず平然と続けられている。
そして、情報共有化という言葉は口にされるものの、実体は何も無い。


そこで各種の作業をマクロを組んで自動化したり、町のホームページを作って決め事や区の動きが分かるようにしたり、FBのページを設けて写真で様子が分かるようにした。

 

少しはITに明るい世代への橋渡しがやりやすくなるのではと期待している。

もちろん現状では、PCやスマホが使えない人や高齢者も多いので、紙ベースのものも回覧板で回したり、以前から設置してあった掲示板もリニューアルして、より風通しが良くなるよういろいろ手を打った。

 

やっと少し手が空いてきた。後は定常的な雑務を淡々とこなして、しばらくは様子を見ようと思う。